僕がAVを見なくなった理由（２）AVからの脱却

こんにちは。
今回は、前回の記事の続きを話していきます。

WがAVを完全に見なくなるまでの経緯について。

目次

中毒になるのは簡単だった？

うん。その時期、僕は人生に問題を抱えてて、AVを見ることでその問題から逃げていたと思う。

見るのをやめるときはつらかった？

すごくつらかった。禁断症状で震えてたくらい。スマートフォンの前で見ようか見まいか格闘してたよ。その頃よく悪夢も見た。それまで抑えてた悲しみやつらさが解放され始めたから自然なことだとは思う。

それでも、もっと他のことに対して幸せを感じるようになってたけどね。

人生がゆっくり進み始めた。マインドフルネスみたいなかんじ。

それでも体は毎日「見たい」と言ってた。

街に出ると広告とかそこら中に露出した女性が目に入るけど、そういうのはつらかった？

うん。社会はあらゆるところで裸に近い女性を見せてるよ。だからその点は難しかった。日本にはそういう刺激がどこにでもある。

見るのをやめたい人にアドバイスはある？Wが工夫したことや気を付けたこととか。

本当にやめたいと考えているなら、AVに戻りたくなるような刺激的なコンテンツを全力で避けて。グ○グルでビキニの女性とかを検索しないで。

マスターベーションするにしても視覚には頼らない。

どこかで性的なコンテンツが目に入ってしまうことがあったとしても、すぐに目を背ける。単純な方法だけどそうするしかない。

そうこうしているうちに、広告や街中で露出している女性を見ても、「この女性は自分と変わらない、ただ自分と違う体で生まれてきただけ」と思うようになった。

そんなふうに意識するようになってからは同情の気持ちが出てくるようになった。AVは女性に対する同情をなくすと思う。

僕は今、自分がもっと魅力的だって感じる。自分のセクシュアリティーを取り戻してきたし、自然な性欲を感じることができる。セックスにおいて、2人が楽しめることが一番大事だと思うようになった。

私は高校生のとき彼氏がAV見てるって知った時すごく嫌だった。「やめて」と言ったことがあるし、浮気だとも思ったけど、「それくらい男なら当たり前」とまわりから言われて我慢するのが当たり前になった。それについて、Wはどう思う？

浮気だと感じるのは理解できるけど、僕は浮気だと思わない。僕自身、浮気を軽蔑しているし、絶対したくないと思ってるし。

「AV女優のことはどうでもいい、ただ刺激が欲しい」、そういう気持ちで見てたと思う。僕は過去のパートナーも含めてパートナーを心から愛してて、AVとは完全に分別してた。これを言うのは恥ずかしいけど、AV女優のことは人間として見てなかったんだと思う。中毒だったから疑問もしてなかった。

それから、もし、自分がAV女優と比べられるんじゃないかって心配してる人がいたらこう伝えたい。「自分は綺麗じゃない、スタイルが良くない、不十分だ、とあなたは感じるかもしれない。でもそれは違う。あなたはそのままでいい。」

それでも毛は生える｜ジェンダー云々の前に人間である